サムスン電子の次期折りたたみスマホ‘ギャラクシーZフリップ5・フォールド5’の輪郭が現れた。フリップ5は外部ディスプレイ画面を大きくするなど前作に比べてユーザーの便宜とデザインの完成度を上げたのが特徴だ。フォールド5は水滴ヒンジを適用してしわと厚さを最小化して重さも減らした。2つの製品全て高性能モバイルAP(アプリプロセッサ)を搭載してバッテリー、カメラ性能も改善した。
ギャラクシーZ折りたたみスマホの新作は26日ソウルCOEXで公開された。韓国国内で開催される初めてのアンパックだ。イベント時期も前より2週間程繰り上げた。折りたたみスマホの宗主国であることを全世界に刻み込む同時に、早期リリースすることを下半期の実績改善の誘い水にするという意図を持っている。縮まれたスマホ市場の需要の回復と革新の競争を触発する起爆剤になることが期待される。
大きくなった外部画面…Zフリップ5、折りたたみスマホの大衆化に導く。
サムスン電子は今回のアンパックでデザインと活用性を大幅に改善したギャラクシーZフリップ5を前面に出す。見た目で一番目立つ変化は大きくなった外部画面だ。フリップ5は60Hzカバーディスプレイに対応する3.4インチのスーパーAMOLEDパネルを搭載している。前作(1.9インチ)に比べて2倍くらい大きくなる。お陰でスマホを折った状態でもチャットアプリ入力や写真の転送までできると観測される。フリップ4で活用できる機能は通知の確認、サムスンペイくらいで少なかった。
外部ディスプレイにサムスンアプリだけでなく一部のグーグルアプリもウィジェットの形で搭載されると予想している。その反面、内部のメインディスプレイは前作と同じ6.7インチだと把握している。120HzディスプレイにダイナミックAMOLED2Xパネルを適用する。
ギャラクシーZフリップ5予想レンダリング(ソース:テク二ジョコンセント)
折りたたみスマホの欠点だと指摘されていたスマホを折った時にフィルムが浮く現象としわも改善される。フリップ5とフォールド5共にギャラクシーZシリーズの中で初めて‘水滴ヒンジ’が適用されることが有力だ。ディスプレイがヒンジの中に巻き込まれる仕組みだ。元のU型ヒンジに比べて折った時に両方の画面が密着されて隙がなくなる。真ん中の画面のしわも最小化できる。お陰で折った時の厚さは15.1㎜にすぎないと予想される。
スマホの頭脳だと呼ばれるモバイルAPはクアルコム‘スナップドラゴン8・2世代’を搭載する。前作フリップ4のスナップドラゴン8・プラス1世代に比べて電力効率が良いのが特徴だ。カメラ画素とバッテリー容量は前作と同じだけど高効率APとソフトウェア(SW)最適化を通して性能と持続力を大幅に改善した。内部カメラは1000万画素、外部は1200万画素の超広角・デュアルカメラを搭載する。バッテリー容量は25W高速充電に対応する3700mahだ。カメラモジュールはそのままサムスン電気、キャムシス、エムシネックスなどで供給してもらう。手ぶれ補正(OIS)部品はほとんどへスンオップチクスで納品する。8GBのRAM、256・512GBのメモリ容量も前作と同じだ。
Zフォールド5、もっと薄くて軽くなる。
ギャラクシーZフォールド5に予想されるイメージ(ソース:サムモバイル)
ギャラクシーZフォールド5にもフリップ5と同じくスナップドラゴン8・2世代が搭載され、水滴ヒンジが適用される。ディスプレイは前作と同じ6.2インチの120HzスーパーAMOLEDカバー画面と7.6インチの内部画面を搭載した。ただ、流出された実物のイメージを見るとベゼルの厚さがもっと薄くなって大画面の特徴が更に目立つ見込みだ。
ギャラクシーZフォールドの欠点だと指摘された厚さと重さは前作より改善された。フォールド5の厚さは開いた時に6.1㎜、折った時に13.4㎜だ。前作の厚さ(6.3㎜・14.2~15.8㎜)より0.2㎜くらい薄くなる。重さは254g(前作263g)でこれも軽量化に成功した。厚さも薄くなり重さも減ることによって消費者の使用感も大きく向上されると期待している。
カメラは前作と性能と供給先は同じことが把握された。ただ、向上されたモバイルAP搭載とSW補正で消費者が体感する品質は改善されると思われている。
後面のメインカメラは5000万画素、超広角は1200万画素、望遠は1000万画素、前面カメラは1200画素だと予想される。デザインは前作と似ていて3つが縦で配列される。代わりにフォールド3でカメラセンサーの下の方にいたLEDフラッシュの位置が右の方に変わることに見える。
Sペンは内蔵してなくて別途で携帯する既存の方式を採択する見込みだ。本体に内蔵すると厚さと重さを改善しにくいと判断したからだ。耐久性の側面では改善の可否に関する推測が飛び交っている。IP58等級の防水・防塵が初めて導入されるという観測と、既存と同じIPX8等級が維持されるという意見もある。12GBのRAM,256・512GBメモリ容量は前作と同じだ。バッテリー容量もフォールド4と同じ4400mahの搭載が予想される。
ギャラクシーZフォールド5予想レンダリング(ソース=テク二ジョコンセント)
価格は少し値上げ…8月11日公式リリース
韓国国内の価格は少し値上げされる。フリップ5の韓国国内の予想価格は256GB「140万ウォン台(14万円台)」・512GB「152万ウォン台(15万円台)」だ。為替レートと原材料価格の変動によって前作に比べて5万ウォン(5000円)近く上がる。前作のフリップ4の価格は256GB「135万4000ウォン(14万円台)」・512GB「211万9700ウォン(22万円台)」だった。
フォールド5は前作に比べて10万ウォン(1万円)近く上がる。フォールド5の韓国国内の予想価格は256GB「210万ウォン台(21万円台)」・512GB「222万ウォン台(23万円台)」が有力だ。前作のフォールド4の価格は256GB「199万8700ウォン(20万円台)・512GB「211万9700ウォン(21万円台)」だった。
色は前作より多彩になる。フリップ5はクリーム、コラール、グラファイト、ミスティグリーンとオンライン専用のブルー、プラチナム、イェローなど8色で構成される見込みだ。フォールド5はクリーム、ダイアモンド、ファントムブラックとオンライン専用のブルー、コラール、プラチナムなど6つのオプションを提供すると予想される。サムスン電子はアンパック招待状にプリズムイメージで一部の色を暗示した。
サムスン電子は26日ソウルCOEXで‘ギャラクシーアンパック2023’を開催してギャラクシーZフリップ・フォールド5を公開した。来月1日から一週間にかけて事前予約を受けて11日に世界重要国で公式リリースする。