サムスンカード,‘撮りたいなら撮ってみて’転がるゴルフボールにQRコード投入
アナログ的なARSで釜山EXPO誘致を応援する広告を出す
超小型屋外広告‘ギャラク視力表’は‘100倍ズーム’でしか見られない
SK’未来から来たリクエスト‘広告に2030釜山EXPO誘致の応援のためのARS番号が案内されている。
転がるボールにQRコードを挿入してスキャンしにくくしたり、ARS電話を誘導したりするなど消費者をめんどくさくする広告が注目されている。参加するのに時間と努力が必要なところがむしろ消費者の興味を引いて広告効果を引き上げるという分析が出ている。
１４日、SKグループが2030釜山EXPOの誘致を支援するために行っている‘2030未来から来たリクエスト’広告は視聴者達の参加を維持するためにレトロ式なARS電話を投入した。最近の広告が消費者の参加を誘導するためにQRコードを搭載するのと対比されている。
この広告は未来の2030年に歌手（悪童ミュージシャンのチャンヒョクさん）が釜山EXPO現場に向かう途中に不意打ちのタイムトラベルで2023年に不時着したという内容だ。広告はチャンヒョクさんが未来に戻るためには国民達の応援を集めて釜山EXPOを誘致しなければならないというメッセージを込めている。
ARS番号に電話をかけば広告モデルのチャンヒョクさんの助けを呼ぶ音声メッセージを聞くことができる。そして釜山EXPO誘致の応援メッセージを残せるキャンペーンサイトのリンクが携帯メールにて参加者に発送される。今までARSなどでキャンペーンサイトを訪問した人達が残した応援メッセージは62万件を超える。
サムスンカード‘ディアイディ’ (THE iD.)。広告イメージの中のQRコードがスキャンしにくくするために動いている。
サムスンカードはプレミアムブランド‘ディアイディ’ (THE iD.)の広告にスキャンしにくいQRコードを登場させて消費者達の好奇心を刺激した。’プレミアムQRコードを撮りたいなら撮ってみて’の文句で始まるこの広告は米国の有名な視覚芸術家ジョシュアヴィデスさんとコラボして作った。
広告には製品のカードの代わりに動くQRコードが挿入された。例えば、ゴルフ編では転がるゴルフボールにQRコードがついていて、ホテル編では料理人が皿の上の蓋を開けたり閉めたり繰り替える時に食べ物とQRコードが交差して登場する。このQRコードをスキャンするためにはかなりの集中力を努力が必要だ。
サムスン電子によると今までQRコードなどを通じてイベントに参加した人は約5万人に集計されたそうだ。広告を制作したジェイル企画の関係者は“一般的に広告にQRコードを入れる場合は誰でも簡単にスキャンできるように優しくQRコードを出すのに、今回の広告はプレミアムカードという製品の特徴を反映してQRコードのスキャンを少し難しくしてみた。”“人達にスキャンしてみたいという欲求を引き起こそうとした。” と説明した。
サムスンストアイルサン店に設置された超小型屋外広告‘ギャラク視力表’の姿。A4半分のサイズでギャラクシーS23ウルトラのカメラの100倍ズーム機能を使って撮影可能だ。
サムスン電子は最近スマホ‘ギャラクシーS23ウルトラ’のカメラ機能を公報するために超小型屋外広告を設置した。この広告は‘ギャラクシー’と‘視力検査表’を合成して‘ギャラク視力表’と名付けられた。サムスンストアの外壁や屋上につけられたギャラク視力表のサイズはA4用紙の半分くらいしかしてない。屋外広告にしては超小型に該当する。肉眼では広告の内容を確認しにくい所がむしろ周辺を歩き回る人達の好奇心を刺激すると評価されている。
広告の内容を確認するにはギャラクシーS23・ S22・S21ウルトラモデルのカメラの100倍ズーム機能を使わなければならない。サムスン電子は肉眼で確認しにくい広告を撮影して個人のインスタグラムに投稿する人を対象にイベントを行っている。抽選でギャラクシーS23ウルトラとギャラクシーバッズ2プロなどをプレゼントする予定だ。
最近オンラインとオフラインであらゆる広告が有り触れているからこそ広告業界は企業の製品・サービスがもっと関心を集めるために多彩で異色な‘フッキングポイント’（目を引いて購入欲求を刺激すること）を探すべきだと判断している。ただ、好奇心の刺激だけに没頭するといわゆる‘釣り’と烙印を押され、マーケティング側面で否定的な効果を出す恐れがある。
アンヤンウ（ジェイル企画クリエイティブディレクター）は“フッキングな要素をマーケティングに付ける場合、消費者の好奇心を刺激した後に提供するコンテンツの質や補償の水準がその期待感を満たさなければならない”“この場合沢山噂されつつもっと多くの人達の参加を誘導することができる”とコメントした。